スマホ決済が主流の中国では、旅行中でも常時ネットへの接続が必要不可欠です。
ただ、「Wi-Fiルーターのレンタルは手続きや返却が面倒!」という方も多いはず。そこでおすすめなのが「eSIM」。
まだまだ馴染みのないeSIMですが、実際は受け取り作業が不要で、スマホでQRコードを読み取るだけで中国でネット利用ができる優れものです。
この記事では、中国在住20年以上、現地旅行会社経営の筆者が、中国旅行におすすめのeSIMサービス「Glocal eSIM」(グローカルイーシム)のメリット・デメリットをご案内します。
この記事はこんな方におすすめ
eSIMとは何かを知りたい方
中国旅行におすすめのeSIMサービスを知りたい方
おすすめのeSIMサービス「Glocal eSIM」のメリット・デメリットを知りたい方
では見ていきましょう。
目次(見たい段落をクリック)
eSIMとは?
eSIM(イーシム)とは、Embedded SIM(組み込み型のSIM)を意味し、スマートフォンに内蔵された本体一体型のSIMです。
従来は通信や通話を利用する際に、物理的なSIMカードが必要でしたが、eSIMではそれが不要になります。
また契約や設定もオンライン上とスマートフォンで行うだけで利用開始できるようになります。
つまり今までであれば、旅行前にWi-Fiルーターをレンタルするか、海外用のSIMカードを購入する必要がありましたが、eSIMであればそのどちらも不要になります。
海外でネット接続サービスの違い
旅行前の受取 | 旅行後の返却 | SIMの差替 | |
Wi-fiルーター | 必要 | 必要 | 不要 |
SIMカード | 必要 | 不要 | 必要 |
eSIM | 不要 | 不要 | 不要 |
受け取りや返却が必要なレンタルWi-FiやSIMカードでは、以下のようなことがありました。
・Wi-Fiルーターを申し込んだけど、旅行前に届かなかった!
・急な中国旅行が決まり、SIMカードの購入が間に合わなかった!
・Wi-Fiルーターの返却を忘れて、超過料金がかかってしまった!
こういったトラブルをeSIMを利用することで回避することができます。
ただ「eSIMよりも現物を持っていた方が安心だ!」という方には、Wi-Fiルーターをレンタルするのがよいでしょう。
Wi-Fiルーターなら中国旅行に特化した「チャイナデータ」がおすすめです。
「Glocal eSIM」とは?
「Glocal eSIM」は、グローカルネット株式会社がサービス提供をしています。。
グローカルネット株式会社は、親会社は香港にあり、台湾・タイ・マレーシアにも関連会社をもつグローバル企業です。
海外用のeSIMだけでなく、ネットワーク構築やVPNサービスなども提供しており、いわばネット通信のプロフェッショナルといえます。
「Glocal eSIM」のメリット
ここからは「Glocal eSIM」を中国旅行でつかうメリットとデメリットについてご紹介します。
【メリット1】簡単な申し込みとオンライン完結
「Glocal eSIM」ならスマホで注文、 QRコードを読み取るだけで、申し込みが完結。
【メリット2】ネット規制の厳しい中国でも使える
中国は、政府のネット規制が厳しい国としても知られています。
日本で普段使いしているサイトやアプリがほぼ利用できません。
中国で利用できないサイトとアプリの一例
LINE、Google、X(旧Twitter)、Instagram、Facebook、YouTube、Yahoo検索など
中国のネット規制について、詳しくはこちらから。
しかし「Glocal eSIM」は、香港の通信回線(China Unicom HK)を使っているので、中国のネット規制を受けません。
そのため中国旅行中でも、日本と同じようにサイトの閲覧やアプリの利用ができるのが強みです。
【メリット3】中国から第三国に行っても利用可能
「Glocal eSIM」は、60か国以上の国と地域の通信プランがあります。
そのため、中国から第三国へ行く際にもオンラインのプラン変更だけで、次の渡航先でも利用ができます。
例えば、日本→中国→ベトナム→タイの周遊旅行でも、「Glocal eSIM」に申し込めばスマホ一台でどの渡航先からでもネット接続が可能です。
【メリット4】料金が安い
「Glocal eSIM」の料金設定は初期費用が770円+各国の通信費。
この初期費用(770円)は、2023年5月現在キャンペーン中につき無料です。
実はこのキャンペーン、リリース当初からずっと続いてるので、今後もしばらく続くと思われます。
通信費は、各国ごとに設定がされていますが、中国は「15日間 / 9GB / 3,000円」。
中国旅行は3泊4日のスケジュールの方が多いので、この場合1日あたり750円になります。
さらにさらに2023年7月現在、プラン料金がさらにお得になっています!
【メリット5】充実のサポート
まだまだ普及が始まったばかりのeSIM。
簡単そうだけど、使い方がわからない人も多いはず。
Glocal eSIMなら、「設定方法が分からない!」「現地で困った!」など、 お困りの際は日本語で問い合わせが可能。
長く日本で通信事業を展開するグローカルネットだからこそできる、安心サポートです。
「Glocal eSIM」のデメリット
便利な「Glocal eSIM」ですが、eSIMならではのデメリットと、サービス途上のために不便な点があります。
【デメリット1】SIMロック解除が必要・使えない端末がある
「Glocal eSIM」に限りませんが、eSIMはSIMロック解除がされたスマホでないと使えません、
また古いスマホの機種はeSIMに非対応なため、使うことができません。
かならず事前に自分がお使いのスマホがeSIM対応かは確認が必要です。
「Glocal eSIM」のホームページでは、SIMロックが解除されているか?対応機種がなにか?を事前に確認することができます。
【デメリット2】利用容量の確認ができない
2023年5月現在、利用容量の確認ができません。
こちらは今後準備予定とのことですが、使いづらさはあるかもしれません。
もし容量を使い切ってしまった場合は、新規で再購入は可能です。
中国旅行におすすめのGlocal eSIMのまとめ
いかがでしたか?
スマホ決済が主流の中国では、ネット環境が必須です。
従来のWIFIルーターのレンタルもよいですが、eSIMを利用することで、さらに快適な中国旅行を送ることができます。
WIFIルーターの方が安心という方はチャイナデータがおすすめです。
この記事は以上です。ありがとうございました。