中国の鉄道

中国の鉄道|高鉄と客車列車の特徴。座席の種類について

復興号CR400BF

復興号CR400BF

中国旅行の移動で欠かすことができないのが列車。

近郊旅行への移動手段や、遠く離れた都市への長距離旅行にも便利です。

ただ列車の種類が多く、初めての方には分かりにくいのも正直なところ。

この記事では上海在住20年、旅行会社経営の筆者が、「中国の列車の種類や座席のクラスなど」について紹介していきます。

この記事はこんな方におすすめ

中国の旅行前に中国の鉄道について簡単に知りたい方。

中国の列車でどの座席を買えばいいかわからない方。

では、早速見ていきましょう。

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日本から中国の列車の予約ができる便利なサイト「トリップドットコム」。

中国最大手の旅行会社が運営しているので安心して利用できます。

 

中国の列車の種類

中国列車の車庫

中国の鉄道はすべて国営で、中国国家鉄路集団が運営しています。

広大な土地に、網の目のように路線がはりめぐらされていて、その営業距離数は、2020年末で14.6万キロ。そのうち高速鉄道は3.79万キロで世界で第二位と言われています。

都市間を結ぶ列車は二つに分かれています。

鉄道の種類

高速鉄道(动车组列车ドンチャーズリェチャー)

普通速度鉄道(普速列车プースリェチャー)

高速鉄道」は日本でいう新幹線、「普通速度鉄道」は在来線に近いイメージ。

更に都市内には「地鉄」と呼ばれる地下鉄があります。(一部地上を運行)

これらをまとめると以下の通りになります。

名称 運行種別 説明
列車 高速鉄道 G・D・C 都市間を結ぶ中長距離の列車
普通速度鉄道 Z・T・K
地鉄 - ~号線(数字が一般的) 都市内の地下鉄
(一部地上を運行)

地下鉄は上海北京成都蘇州杭州など大都市で運行しています。

この記事では、中国の長距離旅行に欠かせない「高速鉄道」と「普通速度列車」について詳しく解説をいたします。

上海の地下鉄については以下をご覧ください。

 

高速鉄道(高鉄)について。車両・運行種別・座席

高速鉄道は通称、高鉄(こうてつ)。中国語では「高铁ガオティエ」。

都市間を結ぶ高速の鉄道で、日本でいう新幹線に近いです。

元々は諸外国と共同して車両開発をしていましが、現在は中国の技術のみで開発した車両が普及しています。

ここからは高速鉄道の種類と座席のクラスと特徴について解説します。

 

高速鉄道の車両

高速鉄道の車両は大きく分けて2種類。和諧号復興号です。

和諧号

和諧号CHR2

和諧号CHR2

和諧号(和谐号ハーシェハオ)は、CRH(China Railway Highspeed)の型番の列車。

2000年代初頭、中国の技術だけで高速鉄道の開発が難しかったので他の国と共同開発した車両が和諧号です。

ドイツ、フランス、日本が開発に加わっています。

和諧は「調和がとれた」という意味で、技術協力した国の車両デザインが反映されています。

自分の乗る列車がどこの国をモデルにしたのかを知ると、旅の楽しさが倍増します♪
案内人の金さん

 

復興号

復興号CR400BF

復興号CR400BF

復興号(复兴号フーシンハオ)は、CR(China Railway)の型番の列車。

中国国内の技術のみを使って開発した車両で、2017年から本格運用されました。

今後は復興号が高速鉄道の主流となりますが、現時点では和諧号と併用運転されています。

 

高速鉄道の運行種別

復興号CR400AF

復興号CR400AF

中国の高速鉄道は新幹線のひかり・こだまのように、スピードや停車駅数によって、G・D・Cの三種類に分かれています。

特徴 運航時速 座席
G列車 最も高速で高額 300キロ 商務座・1等座・2等座
D列車 一般的な高速列車・長距離運航は寝台車もあり 250キロ 1等座・2等座・軟臥(1等/2等)
C列車 都市間高速鉄道
(上海ー杭州など)
200キロ 1等座・2等座

少しでも早く目的地に行きたい場合は、G列車を購入しましょう。

ただし近郊都市への運行は、停車駅数によってはGよりD列車の方が早く目的地に着く場合もあるので注意しましょう。

長距離の場合、到着時間に大きな差が出てきます。

例えば上海から北京へ行く場合は、G列車だと約4時間~6時間。D列車は約12時間です。

時間はかかりますが、D列車には寝台車があるので、寝台の旅を味わいたい人にはD列車を選びましょう。

C列車は特定の都市間のみで運行ですが、値段は最もリーズナブルです。

 

高速鉄道の座席

ここからは高速鉄道の座席クラスとその特徴についてご紹介します。

商務座

商務座

商務座は日本でいうグランクラスに相当します。

フルフラットの座席が、横3列と贅沢なスペースが確保されています。

軽食サービスもあり、静かで清潔でリッチな移動時間を過ごすことができます。

値段は1等席の約2倍とかなり高額。

 

1等座

1等席

1等座は日本でいうところのグリーン車。

2+2の並び席で、座席もゆったりとしています。

料金も2等席の約1.5倍程度なので、多少料金を払っても快適性を重視したい人向け。。

 

2等座

2等席

2等座は高速列車では通常の座席。

ただし自由席はなくすべて指定席となります。

2+3の並び席。少々騒がしい時もありますが、上海からの近郊旅行へはこのクラスでも十分です。

参考に、以下は上海⇒杭州の片道の料金表です。

商務座 一等席 二等席
G列車 265元 141元 88元
D列車 - 94元 59元
C列車 - 74元 47元

※料金は記事作成時(2022年3月)のものとなります。

実際の列車の乗車方法を知りたい方はこちらの記事から。

中国のネット規制でもGoogleが使える!「中国・上海旅行におすすめのレンタルWi-Fi」をご覧ください。

 

軟臥(1等/2等)

軟臥

長距離のD列車についている寝台席。

1等寝台は2段ベッドの個室、2等寝台は3段ベッドで通路とはカーテンで区切られています。

普通速度列車の寝台より設備が綺麗なので、快適な寝台の旅をしたい方におすすめ

ここまで高速鉄道について紹介をしてましたが、ここからは普通速度鉄道についてご紹介します。

高速鉄道の乗車方法は以下の記事をご参考に。

 

普通鉄道について。運行種別・座席

Z14

Z14

普通速度列車は高速列車以外の列車です。日本の在来線に近いイメージ。

まずは運航種別についてご紹介します。

普通速度列車の運航種別

基本的に、中長距離の都市間移動やローカル線で運行されています。

こちらもスピードや運行路線によってZ・T・Kに分かれています。

名称 特徴
Z列車 直達特快列車 長距離列車の中でも最高速度を誇る列車
T列車 特快列車 地方都市や中小都市を結ぶ
K列車 快速列車 主に中距離間で運航

旧式のいわゆるローカル列車の趣きですが、食堂車がついていたり、高速鉄道では味わえないローカル体験ができます。

ただし上海から近郊への移動には、停車駅が多く、時間がかかるためおすすめできません。

中国は蒸気機関車の時代から、列車を「火車」(火车フオチャー)と呼んでおり、今もその名残で普通車は「火車」とも言います。ちなみに駅のことは、「火車駅」(火车站)フオチャージャンといいます♪
案内人の金さん

 

普通鉄道の座席の種類

座席は軟座、硬座、軟臥、硬臥の4種類。軟臥、硬臥が寝台車になります。

以下に順にご紹介します。

軟座

軟座

軟座は普通速度鉄道の1等席。

とはいえ、高速列車の2等席よりもだいぶ劣ります。

近年、CHR車両が代替利用されるようになり、軟座が設置されている列車が少なりなりました。

 

硬座

硬座

硬座は中国の列車の中で料金が一番安く、列車によっては空調すらありません。

乗客も田舎の出稼ぎ労働者の人が多く、お世辞にも良い環境とは言えません。

ローカル体験にどっぷりつかりたい人は挑戦してみましょう。

 

軟臥

軟臥

軟臥はコンパートメント型の寝台席。

2段ベッドが二つあるの4人部屋。

部屋には窓が備え付けられ寝台の旅を存分に味わえます。

ただし人数によっては男女問わず、他の乗客と同部屋になる点には注意。

 

軟臥

軟臥

硬臥は3段ベッドの寝台席。

個室ではなく、通路とはカーテンのみで仕切られています。

1段目のベッドが一番スペースが広いですが、昼間は2段目、3段目の乗客がベッドに腰かけてきます。

夜は消灯時間を過ぎても賑やかな乗客もいたり、ごみをそのままにしている人も。

ローカルの長距離列車の旅を経験してみたい方向け。

無座

その名の通り、席がないので連結デッキで過ごすことになります。

高速鉄道でも販売しています。

かなりハードなので、最後の手段として検討しましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?この記事のまとめは以下のとおりです。

中国の鉄道のまとめ

中国の都市間列車は二つ。高速鉄道と普通速度鉄道。

高速鉄道はいわゆる新幹線。G・D・Cの3つがあり、Gが一番速くて高額。

普通速度鉄道は在来線に相当。長距離列車で、車内はローカルの趣きが残る。

旅の目的にあった列車を選びましょう。

鉄道を使った旅にはスマホの電気切れに備えて、モバイルバッテリー必須です。

以下の記事で中国旅行におすすめのモバイルバッテリーを紹介しています。

すぐにおすすめを知りたい方はこちら

皆さんも是非、高鉄に乗って旅行してみてください。

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この記事は以上です。ありがとうございました。

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  • この記事を書いた人

ごりへい

上海で現地旅行会社を経営。中国・上海在住約20年。 コロナ前だけでなく、アフターコロナの中国を知る旅行のプロ。有名観光地から穴場まで上海の魅力をたっぷりお届け。 妻は上海人。子供二人は現地の学校に通う。中国の現地生活にどっぷり。

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