当記事はアフターコロナに対応した上海の観光情報となっています。
外灘は Bund(バンド)という呼び名で知っている方も多いのではないでしょうか?
中国語では「外滩」と書いて、ワイタンと呼びます。この記事では外灘と書きます。

その代名詞ともいえる夜景は、色とりどりに光り輝く個性的なビル群がパノラマ状に一望できて、圧巻の一言です!
この記事では上海在住20年以上、旅行会社経営の筆者が外灘の行き方、見どころ、おすすめツアーなどをご案内します。
この記事はこんな人におすすめ
上海旅行の前に外灘とはどんなところか知りたい!
外灘の見どころと穴場スポットを教えてほしい!
外灘はツアーに参加しなくても回れる?おすすめツアーも知りたい!
外灘のみんなの口コミ・レビューを見てみたい!
では、見ていきましょう。
<目次>読みたい段落をクリック
外灘とは?
清朝末期、英国がアヘン戦争で勝利し、その代償として上海が開港され、列強諸国が駐留をはじめました。
当時、外国人租界だったこの付近には海外資本の銀行や企業の建物が多く建築されました。
当時の建物はリノベーションされ、今でもオフィスや商業施設として使われています。
黄浦江に沿った遊歩道からは、対岸の浦東地区「陸家嘴」(ルージャーズイ)エリアの高層ビル群を眺めることができます。
租界時代の面影をのこした近代建築群と、経済発展を象徴する対岸の高層ビル群との対照は、まさに上海の歴史を体現している場所と言えます。
外灘への行き方
地下鉄2号線「南京东路站」(南京東路駅)から、歩行者天国を歩いて約10分。
南京東路駅から外灘につづく歩行者天国は2020年に延伸されたばかりの新スポットです。
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外灘の見どころ
外灘のみどころは二つです。一つは租界時代の西洋建築群。もう一つは対岸のビル群の景色です。
見どころ① 近代建築群
外灘沿いにずらりと並ぶ西洋建築群。
北から順に当時のビル名と、現在は何に使われているかをご紹介します。
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旧インドシナ銀行
中國光大銀行 -
旧グレンラインビル
上海人民広播電台 -
旧J・マゼソン商会
怡和洋行大楼
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旧横浜正金銀行
中国工商銀行 -
旧中国銀行ビル
現在も同様 -
旧サッスーンハウス
和平飯店
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旧パレスホテル
和平飯店南楼 -
旧チャータード銀行
外灘18号 -
旧台湾銀行ビル
招商銀行
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旧露清銀行ビル
外灘15号 -
旧交通銀行ビル
上海労働組 -
旧江海関(税関)
現在も同様
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旧香港上海銀行ビル
上海浦東発展銀行
見どころ② 対岸の浦東陸家嘴ビル群と夜景
遊歩道から対岸の浦東の金融ビル群をパノラマで眺めることができます。
左の串団子のようなタワーが東方明珠塔(テレビ塔)です。
一番右が、上海で一番高い632ⅿの上海タワー(上海中心大厦)。
その隣りの先端が栓抜き状になっているビルが上海環球金融中心です。
こちらが外灘の夜景です!
この煌々と輝く夜景はご自身の目でぜひ見てください。
一生の思い出になること間違いなしです!
見どころ➂ 北外灘濱江緑地
外灘の遊歩道は観光客が多いので、人込みが苦手な方は外灘の北側にある北外灘濱江緑地(北外滩滨江绿地)がおすすめ。
2019年に延伸工事が終わり無料開放されたばかり。ガイドブックにも載ってない穴場スポットです。
注意点として、黄浦江に沿ってガラス張りになっているので、光がガラスに映り込んでしまいます。
幻想的とも言えますが、好き嫌いは分かれると思います。
大型客船が停泊していることも。
外灘からは一番北側のエリアから歩いても30分はかかるので、地下鉄を利用しましょう。
12号線「国際客運中心」(国际客运中心)駅から徒歩5分です。
北外灘は開発が急ピッチに進んでるエリアです。
上海のおすすめショッピングモールでは北外灘来福士(ラッフルズ)を紹介しています。
昼は外灘遊歩道を観光コースに入れて、夕食の後は北外灘からの夜景を見に来るのもおすすめ。
外灘のおすすめツアー
外灘は個人でも迷うことなく行くことができます。
ただ現地の事情に通じた日本語ガイドを付けるのもおすすめです。ガイドさんとの交流は旅行の楽しさが倍増します!
<KKday(アクティビティ専門サイト)>
上海夜景凝縮ツアー|絶品小籠包の夕食+豫園夜景散策+外灘ナイトクルーズ(日本語ガイド・ホテル送迎付き)
ライトアップされた豫園とナイトクルーズ。夜観光の決定版!

外灘への口コミ
Twitter上での外灘の口コミやレビューです。
みんなの口コミ・レビュー
🇨🇳国慶節の外灘❣️今年は意外と空いてる!!!昔は歩けないほど人が多かった〜今年はライトショーがないから、控えめの派手さ✨#上海 #外灘 #中国観光 pic.twitter.com/V6qVBpTbFR
— ヤンチャンCH/楊小溪 (@yangcongxi) October 2, 2021
外灘から反対側までフェリーで移動。片道たったの2元。なかなか面白い体験。 pic.twitter.com/ELnHLJ3UaC
— Yosuke Mizuno (水野 陽介) @上海 (@Yo320) September 19, 2021
上海初の喫茶店と言われる「东海咖啡馆」。以前は南京東路にあり2007年に閉店。2019年に外灘に復活しました。レトロ上海な雰囲気を味わえますね😄滇池路100号 pic.twitter.com/G2TCwinONh
— ごりへい(上海) (@gorihei_sh) August 20, 2021
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まとめ
いかがでしたか?この記事のまとめは以下のとおりです。
外灘のまとめ
外灘は上海租界時代に列強諸国の領事館や銀行などが集まった一帯。当時の建物が今も並びます。
南京東駅から歩行者天国を歩いて15分。
見どころひとつは租界時代から残る洋風建築の数々。
黄浦江沿いの遊歩道から望む夜景は上海旅行のハイライト。
北外灘濱江緑地は穴場スポット。ガラス越しの風景になる点は注意。
この記事は以上です。ありがとうございました。