いよいよ待ちに待った上海旅行!
楽しみだけど、それ以上に「初めての上海旅行で不安…」という方も多いのではないでしょうか?
この記事では、上海在住20年・旅行会社経営の筆者が、『上海旅行前に気になること15のこと』に回答をしていきたいと思います。
是非、上海旅行計画の参考にしてください。
<目次>読みたい見出しをクリック
1.中国への入国にはビザが必要?
日本国民が中国へ観光、商用、親族知人訪問あるいは通過の目的で中国に入国する場合、中国での滞在日数が15日以内(入国日を含む)であればビザは免除されます。
詳しくは以下をご確認ください。
在中国日本国大使館(中国の入国査証(ビザ)、居留許可等について
また入国時パスポートの残存有効期限は6カ月以上が推奨なので期限が迫っている場合は早めに更新しましょう。
2020年.3月(現在) 新型コロナの影響で入国が制限され旅行での渡航はできません。
2.日本からどのくらいの時間がかかる?
東京からは約3時間半、大阪からは2時間半、福岡からは約1時間です。
その他地方発着便があります。
上海には浦東空港と虹橋空港という2つの空港があります。
浦東空港から市内へはタクシーで1時間。虹橋空港からは30分くらいです。
2020年.3月(現在) 新型コロナの影響で成田(週4便)・関空(週1便)のみとなっています。
3.日本との時差はどのくらい?
日本とマイナス1時間の時差があります。
日本が正午(12時)のとき、上海は午前11時です。
中国は広いですが北京が基準になり、全国同じ時間軸です。サマータイムはありません。
そのため中国の西の方へ行くと、夕方なのに昼間のように明るいといった現象が起きます。
4.中国語が分からないけど大丈夫?
ほとんどのホテルや、ショッピングモールなどに入ってるレストランでは英語が通じます。
地下鉄やバスでは英語のアナウンスが流れます。特に地下鉄は言葉が分からなくても乗り方さえ分かれば旅行者にとって、非常に便利な交通手段です。
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タクシーの運転手は英語が通じる方は少ないですが、目的地を漢字で書けば大丈夫です。
ご存知の通り中国は漢字文化なので、日本語の漢字を並べて筆談すればなんとか通じることも。
逆に街中で日本語で声をかけてくる人はぼったくりというケースが多いので気を付けてください。
5.ベストシーズンはいつ?
3月~5月、10月~11月が上海旅行のベストシーズン!
3月~5月は春の季節で穏やかな天気が続きます。
10月~11月は涼しく上海蟹の季節なので一番のおすすめの時期です。
春節(1月下旬~2月中旬)、国慶節(10月1日)付近は、中国から日本への観光客需要でチケットが高額で観光地は人であふれているので注意が必要です。
6.何泊すれば楽しめる?
3泊4日がベストです。
上海市内は見どころが集中していて、1日~1日半あれば十分回れます。
残りの1日は朱家角や周荘などといった水郷の街や、蘇州や杭州などの近郊都市へ足を延ばしてみてください。
飛行機の時間によっては2泊3日でも急ぎ足になりますが楽しめます。
上海のおすすめ観光地は以下でまとめています。
上海郊外のおすすめ水郷の街は以下でまとめています。
7.通貨とレート、現金は使えるの?
通貨は人民元。1元=約20円です(2022年5月)。最高紙幣は100元。
※最近のレートはYahooファイナンスで簡単に調べられます。(外部サイト)

上海は電子決済だけで、現金がつかえないの?という不安の声を聞きますが、現金も一応使えます。
ただ年々、現金が使えるお店が減ってきてるのは事実。
ちょっとしたレストランだと、テーブルに貼られたQRコードを読み込んで注文・決済することが多いです。
そのため、事前に人民元のスマホ決済ができるように準備しておきましょう。
8.両替はできる?
銀行、ホテル、空港での両替所で両替ができます。
空港は手数料が別途かかるので、できればホテルでしましょう。
アパートメント式ホテルだと両替業務をしていないホテルも多いので注意。
おすすめはクレジットカードでキャッシング。
為替手数料も安く、時短になります。
中国旅行におすすめのクレジットカード|現地での支払い方法を解説
すぐに中国旅行におすすめのカードを知りたい方は 「エポスカード」
エポスカードおすすめの理由
1.入会金・年会費無料
2.海外旅行保険が自動付帯
3.中国でも利用できる国際ブランド(VISA)
4.上海/北京/大連にサポートディスク
5.新規入会で2000エポスポイントゲット!
9.監視社会らしいけど大丈夫?
上海は街の至る所に監視カメラがありますが、交通違反を取り締まっているのがほとんどです。
横断歩道、特に外灘や淮海路などの繁華街での信号無視などしないようにしましょう。
交通ルールを守っていれば全く問題ありません。
もちろん政治の話は避けましょう。これは監視社会というよりも、日本でも政治的な話で熱くなる方がいるように中国でも熱くなる方がいるので、そういった摩擦を避けるためです。
10.治安は大丈夫?
上海とその周辺の都市の治安は良いです。
夜中まで営業しているお店やコンビニも多く、夜でも明るいです。
監視カメラも多いのが逆に犯罪防止になっています。
ただスリや万引きには気を付けましょう。貴重品はホテルの金庫に保管して、リュックサックは体の前に掛けましょう。
携帯電話も無造作にポケットに入れず、チェーンなどを付けましょう。先ほども書きましたが、日本語で話しかけてくる人物は要注意!
11.チップは必要?
ホテルや高級レストランはサービス料として含まれているのでチップは不要。
もちろん好意で払ってもかまいません。
12.トイレ事情は?
2010年の上海万博以降、格別に清潔になりましたが、できればホテル、レストラン、デパートで利用しましょう。
トイレットペーパーが備え付けられていないところもあるので、携帯しましょう。
紙は流さず備え受けのごみ箱に流しましょう。(直接流しても大丈夫な場所も多くなってきました)
13.ホテルやレストランは禁煙?
2017年3月、「上海市公共場所喫煙規制条例」が施行されました。
空港、駅、ホテル(客室も含む)、レストランなどの屋内施設はすべて禁煙です。
罰金の対象になるので、喫煙は屋外や決められた場所でしましょう。また歩きタバコはトラブルの原因です。絶対にやめましょう。

14.電源と電圧は?
中国の電圧は220V、周波数は50㎐。
日本の電化製品を使う場合は変圧器と変換アダプターが必要ですが、パソコンなど精密機器の場合は240Vまで対応可能なものが多くなってるので説明書で確認しましょう。
USBケーブルを使った充電は直接挿しても大丈夫です。
プラグは2つの穴型(日本と同じ)と3つの穴型があります。 併用して設置されているので態々変換プラグを買う必要はありません。
15.インターネットは?
上海旅行にレンタルWi-Fiは必須です。
喫茶店やレストランでも無料のWi-Fiが使えるお店は多いですが、中国の携帯番号による認証が必要なこともあり、旅行者には使いずらいです。
またネット規制が厳しく、 Google、Facebook、Amazon、twitter、Line などが使えません。
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チャイナデータ|中国旅行おすすめレンタルWi-Fiルーター(ポケットWi-Fi)
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まとめ
いかがでしたか?
この記事のまとめを表にしました。
ビザは必要? | 15日以内の旅行はビザ不要。パスポート残存有効期限は6か月以上推奨。 |
日本からの所要時間は? | 東京から約3時間半、大阪から2時間半、福岡から約1時間。 |
日本との時差 | 日本とマイナス1時間の時差。 |
中国語は分からなくても大丈夫? | ホテルでは英語が通じます。筆談でもOK! |
ベストシーズンはいつ? | 3月~5月、10月~11月がおすすめ! |
何泊あれば楽しめる? | 3泊4日がおすすめ。飛行機の時間帯次第では2泊3日も |
通貨とレート | 通貨は人民元。電子決済が一般的ですが現金も使用可能。 |
両替はできるの? | 空港、ホテルなどで。空港は手数料がかかります。 |
監視社会と言われてるけど…? | 旅行では全く問題なし。交通ルールは守りましょう。 |
治安は大丈夫? | 上海はかなり治安は良いです。貴重品はしっかり管理。 |
チップは必要? | チップは不要。 |
トイレ事情は? | レストラン・デパートのトイレは清潔。紙は持ち歩きましょう。 |
ホテルやレストランは禁煙? | 屋内施設はすべて禁煙。 |
電源と電圧は? | 中国の電圧は220V、周波数は50㎐。中国でも使える電化製品を。 |
インターネットは? | レンタルWi-Fiを借りましょう。おすすめはデータチャイナ。 |
旅行直前は色々と不安になると思いますが、現地の情報をしっかり把握することで安心できると思います。
コロナが開けたら是非上海に遊びに来てください。
この記事は以上です。ありがとうございました。